「介護から逃げたい」と思ったら読む記事~介護で壊れないための現実的対処法~

介護
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皆さんは現在どなたかの介護をしていますか?
もしくは、周りに介護で苦労されている方がいらっしゃいますか?

「介護 逃げたもん勝ち」

こんな言葉を聞かれたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、この言葉に、強い違和感や怒り、あるいは“本音を突かれたような痛み”を感じた方も多いのではないでしょうか。

親の介護、義親の介護、認知症の対応、兄弟姉妹との温度差――
介護は、きれいごとでは済まされない現実の連続です。

本記事では、「介護から逃げる=悪」という固定観念を一度手放し、なぜ「逃げたもん勝ち」と言われるのか、その背景と現実、そして後悔しないための考え方を、冷静かつ具体的に解説します。

なんでお金のブログで介護のことを取り上げるの?と思ったあなた。
介護で苦労しない為の一番の方法は、「介護資金の準備」なんです。

介護の現実を知ることで、介護資金の準備の重要性を感じていただけると思い、ここから数回にわたり「介護」についての情報を発信していきたいと思います。

介護から逃げたもん勝ちとは?

「介護 逃げたもん勝ち」という言葉は、無責任さを肯定するための言葉ではありません。

むしろ、限界まで頑張った人ほど報われず、距離を取った人ほど楽になる構造への、怒りと諦めから生まれた言葉です。

介護の現場で起きている現実

実際の介護の現場では、下記のようなことが起こっています。

  • 介護の負担が「近くに住んでいる人」に集中する
  • 兄・姉・妹が“口だけ”になりやすい
  • 「やって当たり前」と感謝されない
  • 仕事・家庭・心身を壊しても誰も責任を取らない

皆さんの周りにも、こういった状況に置かれている方がいるのではないでしょうか。

そしてこうした状況が積み重なり、「逃げた人の方が、人生を壊さずに済む」という現実が生まれています。

介護から逃げる人・逃げない人の決定的な違い

それでは、介護から逃げる人、逃げない人にはどんな違いがあるのかを見ていきましょう。

逃げない人の特徴

介護から逃げない人の特徴は下記のとおりです。

  • 責任感が強い
  • 真面目で我慢強い
  • 家族だからという理由で限界を超える
  • 誰にも相談できない

実際に介護をされている人、周りで介護を担っている人を見ると、このような特徴を感じるのではないでしょうか。

正直者が損をする、そんな感じになってしまっていますよね。

逃げる人の特徴

一方で、介護から逃げる人の特徴は下記のとおりです。

  • 早い段階で「無理」と判断する
  • 物理的・心理的距離を取る
  • 周囲に介護を委ねる(施設・他人・制度)

一見すると、「無責任」と感じてしまうかもしれません。
でも、実はそんなことはないんです。

ここで重要なのは、逃げた人が「悪い人」なのではなく、逃げなかった人が「抱え込みすぎた人」だった可能性があるということです。

介護から逃げると後悔する?

「介護から逃げたら一生後悔するのでは?」多くの人が、この恐怖に縛られます。

実際によくある感情は次のとおりです。

  • 罪悪感
  • 自己否定
  • 家族との関係悪化への不安

しかし一方で、現実には次のような声も非常に多いのです。

「逃げなければ、今の自分はいなかった」
「自分が壊れてからでは遅かった」
「距離を取ったから、冷静に向き合えた」

後悔の有無は、逃げたかどうかではなく、“どう逃げたか”で決まります。

逃げる=放棄ではない|後悔しないための3つの視点

介護から逃げるというのは、放棄ではありません。
前述の通り、「どう逃げたか」が大切です。

それでは、介護から逃げた時に後悔しないための3つの視点を見ていきましょう。

介護は「家族だけでやるもの」ではない

実際、介護は家族だけでやるものではありません。

  • 介護保険サービス
  • ケアマネージャー
  • 施設入所・ショートステイ

これらを使うことは、逃げではなく適切な選択です。

日本では、40歳以上の人は介護保険料を支払っています。
これらを使うことは、保険料を支払ってきた人の権利なのです。

ちょっと身体的につらいな、と思った時は、遠慮なくショートステイを利用しましょう。

物理的距離=無責任ではない

要介護者と物理的に距離が離れて暮らしている人も多くいらっしゃると思います。

そんな時、物理的距離をとっているから無責任だ、なんて考える必要はありません。

  • 同居しない
  • 頻繁に連絡を取らない
  • 役割を限定する

距離を取ることでこそ、冷静な判断と長期的な関与が可能になります。

自分の人生を守る視点を持つ

介護は数年、場合によっては10年以上続きます。
その間、あなたの人生は止まってしまっていいのでしょうか。

よく、「介護離職」という言葉を耳にします。

「介護離職」こそ一番避けなければいけない事象なのです。介護している時は、無我夢中で毎日を過ごすかもしれません。
でもいざ介護が終わった時、あなたに残るものは何でしょうか?
一番の問題は、仕事がない、生活資金に困窮する、という現実です。

これまで育ててくれた両親に感謝の気持ちを表したい、そんな想いをお持ちのお子さんはたくさんいらっしゃいます。
でも、自分の人生を守る視点を持つということは、一番重要なことなのです。

兄・姉・妹が逃げた…「押し付けられた側」が壊れないために

介護トラブルで最も多いのが、兄弟姉妹間の不公平感です。

  • 「あの人は何もしていない」
  • 「近いからって当然扱い」
  • 「文句だけ言われる」

この状態で頑張り続けると、要介護者より先にあなた自身が壊れます。

必ずやるべきことは次の3つです。

  • 役割を明文化する
  • ケアマネを“第三者”として介入させる
  • 感情論ではなく、事実で話す

話し合いが成立しない場合、一人で背負わないことが最優先です。
ケアマネなどの第三者に話し合いに入ってもらい、自分では言いにくいことを伝えてもらいましょう。

リアル体験談

実際に「介護から距離を取った人」の体験談をご紹介します。

母の介護を一人で背負っていました。
兄は遠方、妹は「忙しい」の一言。
仕事を休み、夜も眠れず、気づいた時には心療内科に通っていました。

ケアマネさんに「あなたが壊れたら誰が介護しますか」と言われ、初めて“逃げる”選択をしました。
施設を使い、距離を取り、今は普通に働けています。

後悔はあります。でも、あのまま続けていたら、私は今ここにいなかった。
「逃げたから終わったのではなく、逃げたから人生が続いた」
この声は、決して珍しいものではありません。

介護から逃げたいと思ったら、まずやるべき行動

介護から逃げたいと思ったら、まず次の4つをやってみましょう。

「逃げたい自分」を否定しない

毎日毎日要介護者に向き合っていたら、誰でも逃げたくなるものです。
これまで育ててくれた親だから大切にしなきゃ、という想いは多くの人が持つ感情です。

一方で、その感情だけで介護は乗り切れるものではありません。
「介護から逃げたい」と思ったら、その自分の感情は否定せずに堂々と逃げましょう

専門家(ケアマネ・地域包括支援センター)に相談する

介護から逃げたいと思ったら、ケアマネージャーや地域包括支援センターに相談しましょう。
一番重要なのは、一人で抱え込まないことです。

まずは自分の想いを伝え、相談に乗ってもらいましょう。

一時的に距離を取る選択肢を考える

同居して介護をしていたり、毎日要介護者の自宅に通って介護している場合などで、介護から逃げたいと思ったら、まずは一時的に距離を取る選択肢を考えましょう。

他の親族に介護を代わってもらったり、ショートステイを利用したりして、とにかく少しでも距離を取ることを選択しましょう。

自分の限界ラインを言語化する

介護から逃げることは、無責任ではなく“限界を認める勇気”です。
普段から自分の限界ラインを周囲に言語化しておくことで、周りも気にかけてくれるようになります。

一人で抱え込まず、限界ラインを言語化しておく、これがとても重要です。

介護で本当に「負け」になるのは誰か?

「介護 逃げたもん勝ち」という言葉の本質は、逃げた人が勝ったのではなく、壊れなかった人が生き残ったという現実です。

  • 介護は善悪で語れない
  • 我慢し続けることが美徳ではない
  • あなたの人生にも価値がある

もし今、「もう無理」「逃げたい」と感じているなら、それは弱さではなく、危険信号です。
どうか我慢せずに、あなた自身を守る選択をしてください。

本記事では言及していませんが、介護には「お金」がつきものです。
介護で苦労しない為に、「介護資金」の準備は欠かせないことは頭の片隅に入れておいてください。

介護保険を検討する際は、このような保険代理店に相談するのも一つの手です。
数多くの保険会社の保険から、ご自身に合ったものを選択することができます。
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